Drag

2023.02.03

メールマガジン

メールマガジンのお届けです【2023年2月号】

(毎月、名刺交換させていただいた方へメールマガジンを発行しております。その内容を一部掲載させていただきます。)

お世話になっております。二明商店でございます。
二明商店のメールマガジン2月号をお送りさせていただきます。

現在、各金融機関様の年金受給者向けプレゼント品でご発注頂きましたお客様へ発送を行う準備を着々と進めております。特に今年度は美濃焼のリサイクル食器である「めぐり陶器」のご注文を多く頂きました。

今回は、その「めぐり陶器」の材料を生産している神明リフラックス様に訪問させていただきましたので、その模様を報告させていただきます。

めぐり陶器の材料を生産している工場へ訪問しました

神明リフラックス(俯瞰写真)

リサイクル食器の材料である使用済み陶磁器を回収、粉砕して材料化している「神明リフラックス」様へお邪魔しました。

神明リフラックス様は岐阜県土岐市にあり、1969年に設立。耐火物や窯業の原料粉砕、製造を行っている会社です。

陶磁器の回収場所や回収量、粉砕方法やその後の流れなど、細かいところまでお話を伺い、さらに二明商店にもできることはないかといった点などでお話をさせていただきました。

回収した不要食器を粉砕する機械。3階部分から投入するようになっています。

不要食器の回収や運搬を行うには、大小様々な自治体の許可や手続きが必要であったり、様々な障壁がありますが、神明リフラックス様は専用設備の設置や自治体への申請によりリサイクルの仕組みを確立。2007年から行政回収などによって集められた食器を回収、粉砕を請け負っておられます。

不要食器の回収や粉砕の仕組みはできているものの、黎明期ならではの課題も残っており、粉砕する機械としては年間で1200トンの処理能力があるのに対して、回収している食器が少ないため稼働率が低いという点があります。

そのため費用面で厳しい部分が少しあるとのことでしたが、リサイクル食器の普及や研究のためにも社会貢献として製造を続けているとおっしゃられておりました。

粉砕機の食器を粉砕している部品です。

陶磁器の材料は枯渇性天然資源のため、いつかなくなり、焼き物文化自体がなくなってしまいます。リサイクル素材が供給できれば、ゴミの削減と天然資源の節約、美濃焼を含めた焼き物文化の保護にもつながるため、このリサイクルの仕組みが『広がればいいな』ではなく『当たり前のサイクル』にしなくてはならないものだと改めて感じました。

めぐり陶器 graceシリーズ マグカップが販売開始

めぐり陶器のシリーズである「graceシリーズ」に新たにマグカップが仲間入りしました。

graceシリーズはクラウドファンディングで達成率170%を超え、リサイクル食器であること意識させない、いつも通り使える食器であり、十草模様とくすみカラーが人気のシリーズです。これまで、形状はボウル3種、プレート2種ありましたが、そこにマグカップもラインナップに加わります。

カラーは他形状と同じく4色にホワイトを追加した計5色となります。